AIエージェント導入・運用
AIエージェントに任せる範囲:見る・作る・止まるの決め方
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AIエージェントを現場で使う前に、「何でもできる」状態を目指す必要はありません。見る情報、作れる成果物、必ず止まる場所を一枚に整理すると、担当者が結果を確認しやすくなります。
見る
参照してよい情報源を具体名で列挙します。公開Web、承認済みFAQ、対象フォルダなどです。個人情報、契約、決済、認証情報は、必要性と保護方法が決まるまで除外します。
作る
作成可能な成果物を、分類表、返信の下書き、チェックリストなどへ限定します。保存先も下書き領域に絞り、既存の正式文書を上書きしない設計にします。
止まる
送信、公開、金額確定、契約判断、データ削除の前で停止し、人へ承認を求めます。入力不足、根拠不明、想定外のツール要求でも止めます。停止は失敗ではなく、安全な正常動作です。
最小権限が役立つ理由
範囲が狭いほど、誤りの原因と影響範囲を追いやすくなります。OWASPが整理するツール誤用や権限悪用のリスクに対しても、不要な権限を渡さないことが基本対策になります。
一枚の運用表
業務名、入力、出力、許可ツール、禁止操作、承認者、停止条件、ログ保存先を一行ずつ書きます。NIST AI RMF Coreでも、対象範囲、役割、人の監督を定義・文書化する考え方が示されています。
出典(2026年7月28日確認):NIST AI RMF Core、OWASP「Agentic AI – Threats and Mitigations」
出典・参考資料
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著者: 松井 勇樹