AIエージェント導入・運用
AIエージェントに任せる仕事は、まず「調べる前の整理」からでいい話
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AIエージェントに最初から調査を丸投げしないほうがいいです。
初心者がまず任せるべきなのは、調べる前の整理です。何を知りたいのか。どの条件で比べるのか。最後に何を判断するのか。ここが曖昧なままAIエージェントを動かすと、結果も曖昧になります。
ある小売業の会社で、仕入れ先を探す作業をAIエージェントで試しました。最初は「新しい仕入れ先を探して」と頼んでいました。でも、出てきた情報は使いにくかったんです。
理由は単純です。何を基準に良い仕入れ先とするかが決まっていなかったからです。
調査前に決めることがある
そこで、いきなり検索させるのをやめました。
最初にAIエージェントへ頼んだのは、「仕入れ先を比較するために必要な項目を整理して」という作業です。
出てきた項目は、価格、納期、最低発注数、対応エリア、支払い条件、返品対応、問い合わせ方法。これだけでも十分でした。
次に、その中で自社にとって重要な項目を3つに絞りました。今回は、最低発注数、納期、支払い条件です。価格だけで選ばないことを先に決めたわけです。
ここまで整理してから調査に入ると、結果の見方が変わります。
AIエージェントは、判断軸があると強い
AIエージェントは、目的が曖昧な仕事が苦手です。
逆に、判断軸がある仕事には使いやすいです。「この条件で候補を探して」「この表に整理して」「条件に合わないものは除外して」と頼めるからです。
人間でも同じですよね。上司から「いい感じに調べて」と言われるより、「納期が早くて、小ロット対応できる会社を3つ探して」と言われたほうが動きやすい。
AIエージェントも同じです。
魔法のように何でも察してくれる存在ではありません。仕事の目的と条件を渡すと、次の作業を進めやすくなる担当者です。
最初の成果は、調査結果ではなく整理表でいい
この会社では、最初の成果物を「仕入れ先リスト」ではなく「比較項目の整理表」にしました。
それを見ながら、担当者が「この項目はいらない」「これは必ず入れたい」と修正しました。そこからAIエージェントに調査を任せるようにしたんです。
結果として、候補の質が上がりました。必要ない会社をたくさん見る時間が減りました。
AIエージェントを業務に入れるとき、いきなり完成品を求めないほうがいいです。
まず、仕事の条件を整理する。判断軸を作る。比較表の形を決める。
あなたの会社でも、調査や比較に時間がかかっている仕事があるなら、まず「何を比べるべきか」をAIエージェントに整理させてみてください。
調べる前の整理ができるだけで、次の作業はかなり楽になります。
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著者: 松井 勇樹